
「会ったことのない相手から将来や投資の話をされ、信用してよいか迷っています。」

「写真やビデオ通話が本物に見えても、送金を求められたら詐欺なのでしょうか。」
親しいやり取りが続いた後にお金の話が出ると、疑いながらも関係を壊したくないと感じやすいものです。
直接会っていない相手から恋愛・結婚・投資を理由に送金を求められたら、送金を止めて複数の情報を照合してください。
写真や甘い言葉だけで真偽を断定せず、アカウント、連絡先、投資先、振込先、出金条件を保存して警察や金融機関へ相談することが重要です。
本記事では、ロマンス詐欺に共通する特徴、典型フレーズ、AI写真やビデオ通話の確認方法、送金前後の対処を整理します。
この記事でわかること
ロマンス詐欺の犯人に共通する特徴

▶出会い方と連絡手段
▶急速に深まる関係
▶お金の要求と出金条件
出会い方と連絡手段
SNSやマッチングアプリで知り合い、短期間でLINEなど閉じた連絡手段へ移す流れは、警察庁が紹介するSNS型ロマンス詐欺の典型例です。
急速に深まる関係
恋愛感情や将来の約束を急に強め、疑問を出しにくい関係を作ることがあります。
会う予定を何度も延期しながら、結婚、同居、家族への紹介など具体的な未来だけを語る場合は慎重に確認してください。
お金の要求と出金条件
結婚準備、渡航費、治療費、暗号資産投資、ネットショップ経営などの名目で送金を求める段階は重大な警告サインです。
投資画面に利益が表示されても、出金時に税金、保証金、解除料などの追加送金を求められる場合は支払わないでください。

相手との関係を証明しようとして追加送金すると被害が広がります。送金の前に会話とURLを保存し、第三者へ相談してください。
ロマンス詐欺の典型フレーズと勧誘の流れ

典型フレーズの見方
一つの言葉だけで詐欺と断定はできませんが、会えない理由と送金要求が重なるほど危険性は高まります。
| フレーズの傾向 | 確認すること |
|---|---|
| 将来のために一緒に増やそう | 第三者名義の口座や指定アプリへの入金がないか |
| 会うために費用が必要 | 航空券や手続を本人以外へ送金させていないか |
| 今だけの利益を逃さないで | 登録業者とリスク説明を公式情報で確認できるか |
| 出金には税金・保証金が必要 | 追加送金前に取引所と警察へ相談したか |
投資へ誘導する段階
少額の利益を表示したり一度だけ出金させたりして信用させた後、高額の入金へ誘導することがあります。
金融庁は、SNSやマッチングアプリで知り合った相手から暗号資産やFXへの投資を勧められ、返金や出金ができなくなる相談へ注意を呼びかけています。
出金を止める要求
出金申請後に別名目の支払いを求められたら、画面上の利益を取り戻すための追加送金はしないでください。
取引画面、URL、ウォレットアドレス、振込先、担当者名、会話履歴を消される前に保存します。
ロマンス詐欺のAI写真・ビデオ通話を確認する方法

▶写真を単独で信用しない
▶通話で確認する点
▶プロフィールを照合する
写真を単独で信用しない
自然に見える写真でも、転載、加工、生成AIによる画像の可能性があるため、写真だけで本人確認はできません。
同じ写真が別名で使われていないか画像検索を行い、投稿履歴や撮影時期との整合も確認します。
ビデオ通話で確認する点
短いビデオ通話ができても本人と断定せず、音声と口の動き、質問への反応、背景の不自然さを確認してください。
顔を見せたことを理由に送金を急かす場合は、通話の有無より送金条件と相手情報の検証を優先します。
プロフィールを照合する
名前、勤務先、居住地、電話番号、メールアドレス、SNS作成時期を別々の情報源で照合します。
確認を嫌がる、質問すると怒る、急に連絡を絶つと脅す場合は、関係を続けるための送金をしないでください。
ロマンス詐欺が疑われるときの送金前・送金後の対処

▶送金前に止める行動
▶送金後に連絡する先
▶相談前に保存する証拠
送金前に止める行動
相手へ疑いを伝える前に、追加送金、暗号資産の購入、遠隔操作アプリの利用を止めます。
投資先を金融庁の金融事業者一括検索で確認し、相手が示したリンクではなく公式ページから調べてください。
送金後に連絡する先
銀行振込なら金融機関、暗号資産送金なら利用した交換業者へ早く連絡し、取引の停止や情報保全が可能か確認します。
犯罪被害が疑われる場合は最寄りの警察署へ相談し、緊急でない相談は警察相談専用電話「#9110」も利用できます。
契約や返金請求の法的判断は弁護士へ、消費生活相談は消費者ホットライン「188」へ確認してください。
相談前に保存する証拠
調査会社へ相談する場合は、返金を保証するものではないこと、調査範囲、費用、成果物、警察や弁護士へ渡せる資料かを契約前に確認します。
ロマンス詐欺の特徴に関するよくある質問

▶写真が本物なら安全か
▶返金できると断定できるか
▶相手をブロックする時期
写真が本物なら安全か
写真が実在人物のものでも、盗用されている可能性があるため安全とは判断できません。
返金できると断定できるか
支払方法、送金先、経過時間、相手の特定状況で対応が変わるため、返金を一律に保証することはできません。
相手をブロックする時期
証拠を保存して金融機関や警察へ相談した後、指示に従って連絡停止やブロックを行うと記録を失いにくくなります。
ロマンス詐欺の特徴を照合して相談先を判断する

特徴を複数照合する
会ったことがない、連絡手段を移す、将来を急ぐ、投資を勧める、出金時に追加送金を求めるという流れをまとめて確認してください。
次の相談先を選ぶ
追加送金を止め、金融機関や交換業者、警察、弁護士、消費生活相談の役割を分けて連絡します。
相手や送金先の情報整理が必要な場合は、ワンダーウォールの無料診断で手元の証拠から確認できる範囲を相談できます。
参考:警察庁「SNS型ロマンス詐欺」、金融庁「SNS等での投資勧誘への注意」、政府広報オンライン「#9110」、消費者庁「消費者ホットライン188」