
「相手を信じて送金した後、出金には税金が必要だと言われました。さらに払えば、本当に出金できるのでしょうか?」

「毎日連絡していた相手から暗号資産投資へ誘われました。ビデオ通話もしましたが、詐欺の可能性はありますか?」
恋愛感情とお金の話が重なると、相手を疑うことへの罪悪感や、これまで送ったお金を無駄にしたくない気持ちから、判断が遅れやすくなります。
直接会っていない相手から投資や送金を求められた場合は、ロマンス詐欺を疑い、追加送金を止めてください。
出金前の税金・保証金・解除料を重ねて請求されても、支払えば出金できる保証はありません。
送金済みなら、相手を問い詰める前に会話・送金先・取引画面を保存し、支払先の金融機関や取引所、警察、必要に応じて弁護士や調査会社へ相談する順番を整理しましょう。
本記事では、ロマンス詐欺を見分ける危険サイン、接触から出金拒否までの6段階、追加請求の典型例を解説します。
すでに送金した方に向けて、支払方法別の初動、保存すべき証拠、返金可能性を左右する条件、相談先ごとの役割も具体的に整理します。
警察庁は、直接会ったことのない相手から投資・結婚費用・旅費・荷物の手数料などを求められた場合、詐欺を疑うよう注意喚起しています。
返金可能性や利用できる手続きは、支払方法、送金先、経過時間、残っている証拠などで異なります。
【最新状況/2026年上半期・警察庁暫定値】
出典:警察庁「令和8年上半期における特殊詐欺の認知・検挙状況等」
この記事でわかること
ロマンス詐欺か判断する危険サイン

▶相手との関係で確認する点
▶投資・送金で確認する点
▶出金時の請求で確認する点
ロマンス詐欺かどうかは、相手の写真や肩書だけでは判断できません。
重要なのは、関係の深め方、金銭の持ち出し方、送金先、出金時の対応をまとめて確認することです。
警察庁は、生成AIなどで本人の音声や動画を作れるため、電話やビデオ通話ができても本人とは限らないと注意喚起しています。
相手との関係で確認する点
直接会ったことがないまま、恋愛感情や将来の約束を急に強める場合は注意が必要です。
1つだけで詐欺と確定するものではありません。
しかし、会えない状態と金銭要求が重なる場合は、相手の説明を信じる前に第三者へ相談してください。
投資・送金で確認する点
恋愛の話から暗号資産、FX、副業、事業資金へ話題が変わった場合は、送金を止めて投資先を確認してください。
金融庁は、日本の居住者へ暗号資産交換業や金融商品取引業を行う事業者には登録が必要だと案内しています。
ただし、登録事業者の名称を無断使用する詐欺もあるため、相手から送られたリンクではなく、金融庁の公式検索から確認することが大切です。
出金時の請求で確認する点
画面上で利益が増えていても、自分の銀行口座や正規の取引所へ出金できなければ、利益が確定したとは判断できません。
これらが複数当てはまる場合、追加支払いで状況が改善するとは限りません。
まず支払いを止め、相手、投資サイト、送金先を一組として保存しましょう。
無料相談で確認できること
ロマンス詐欺の手口は6段階で進む

▶SNS・アプリでの接触
▶信頼関係づくり
▶恋愛感情の強調
▶投資・資金話への誘導
▶送金要求の反復
▶出金拒否・連絡断絶
ロマンス詐欺は、最初から送金を求めるとは限りません。
時間をかけて信頼させ、小さな違和感を見過ごさせてから高額送金へ進ませるのが典型的な流れです。
SNS・マッチングアプリで接触する
知らない相手からのダイレクトメッセージ、友達申請、マッチングを入口に会話が始まります。
プロフィール写真、勤務先、居住地、家族構成が具体的でも、本人性が確認できたことにはなりません。
写真の転載元や同じ文章がないか調べることは手掛かりになりますが、検索結果が見つからなくても安全とはいえません。
毎日の連絡で信頼関係をつくる
朝晩のあいさつ、悩みへの共感、家族の話などを重ね、生活の一部になるほど連絡頻度を高めます。
警戒されると少額のプレゼントや丁寧なビデオ通話を行い、信用を補強する場合もあります。
連絡量の多さではなく、説明の一貫性と第三者が確認できる事実を分けて考えてください。
将来の約束で恋愛感情を強める
会う前から結婚、同居、来日、共同生活などの話を具体化します。
「あなたしか頼れない」「家族にはまだ話さないで」と言われると、第三者へ相談しにくくなります。
将来の約束と秘密の要求が同時に出た場合は、会話を保存して距離を置きましょう。
投資や資産形成の話へ誘導する
恋愛の会話から暗号資産、FX、副業、金取引などの利益話へ切り替えます。
相手自身の利益画面や、グループ内の成功報告を見せ、少額から試すよう促すことがあります。
画面上の利益はサイト運営者が変更できる可能性があるため、表示だけで実在する取引とは判断できません。
少額から高額へ送金を重ねさせる
最初は少額の入金や出金を成功させ、安心した後に入金額を増やすよう求める場合があります。
キャンペーン、特別枠、信用スコア、期限限定などを理由に、考える時間を奪うのも典型例です。
借入れ、定期預金の解約、家族への秘密を勧められた時点で、送金を止めてください。
出金拒否や連絡断絶へ移る
出金を申し出ると、税金、保証金、認証費用などを理由に追加請求されます。
支払い後も新たな理由が出され、最終的に相手やサポート担当と連絡が取れなくなることがあります。
出金の条件が後から増えた場合は、支払いではなく証拠保全を優先しましょう。

相手を問い詰めると、アカウントや取引画面を削除される可能性があります。
先にプロフィールURL、チャット、送金先、取引画面を保存し、その後に連絡を止める順番が重要です。
無料相談で確認できること
ロマンス詐欺で繰り返される追加請求

▶税金・解除費用
▶保証金・信用スコア
▶荷物・通関費用
▶治療・事故費用
▶渡航・来日費用
▶回収代行の二次被害
追加請求の名称がもっともらしくても、支払先、請求根拠、返金条件を第三者が確認できなければ、安全とは判断できません。
特に「出金するための先払い」が繰り返される場合は、それ以上支払わないでください。
出金前の税金・解除費用を求める
利益に対する税金、マネーロンダリング確認、口座凍結の解除費用などを先に払えば出金できると説明します。
金融庁も、暗号資産取引後に保証金や税金を求められる被害が多発しているとして、支払わず今後関わらないよう注意喚起しています。
請求メッセージ、金額、期限、振込先を保存してください。
保証金・信用スコアの回復費用を求める
残高不足、信用スコア低下、操作ミスなどを理由に、追加の証拠金を求めます。
支払うたびにスコアや解除条件が変わる場合は、相手側が作った数字で支払いを続けさせている可能性があります。
表示残高ではなく、正規の口座へ実際に出金できるかで判断してください。
荷物・通関費用を求める
贈り物、現金、貴金属を送ったとして、配送費、税関費用、保管料、保険料を請求します。
相手が送った配送会社のURLや連絡先だけを使わず、公式サイトから伝票番号や会社情報を確認してください。
荷物の受取りに暗号資産や個人名義口座への送金を求められた場合は、支払わないでください。
治療・事故などの緊急費用を求める
本人や家族の入院、事故、拘束、仕事上の損失など、断りにくい事情を作ります。
緊急性を強調されても、別の連絡経路や公的な書類で確認できない限り、送金しないでください。
病院名や事件番号が示されても、相手が案内した番号ではなく、公式窓口へ確認します。
渡航・来日費用を求める
会う約束をした後に、航空券、査証、宿泊、事業資金、入国手続きなどの費用を求めます。
会えない理由が毎回変わり、そのたびに新しい支払いが発生する場合は注意が必要です。
交際関係を証明するための保証金など、第三者が確認できない請求には応じないでください。
回収代行を装う二次被害に誘導する
被害後に「資金を発見した」「先に税金や手数料を払えば回収できる」と連絡してくるケースがあります。
過去の被害情報を知っていることは、正規の回収業者である証明になりません。
返金保証、成功率100%、前払いだけで即日回収などの表現をうのみにせず、会社情報、契約主体、費用、法的権限を確認してください。
| 請求の特徴 | 判断の目安 | 次に行うこと |
|---|---|---|
| 出金のために先払いが必要 | 支払っても出金できる保証はない | 請求画面と送金先を保存する |
| 期限や秘密を強調する | 第三者確認を妨げている可能性 | 相手以外の公式窓口へ確認する |
| 支払うたびに名目が変わる | 終わりのない追加請求になり得る | 追加送金を止める |
| 必ず回収できると断定する | 二次被害の可能性がある | 契約・権限・費用を書面で比べる |
無料相談で確認できること
ロマンス詐欺で送金した後の5つの対処

▶追加送金を止める
▶証拠を保存する
▶支払先へ連絡する
▶警察・公的窓口へ相談する
▶アカウントを保護する
送金した後は、相手との交渉を続けるより、損失拡大の防止と記録保全を優先します。
次の5つを、できる範囲で並行して進めてください。
追加送金と相手の指示を止める
税金、保証金、本人確認費用を求められても、追加で支払わないでください。
借入れ、口座の貸与、他人から受け取ったお金の転送も断ります。
警察庁は、投資の手伝いを名目に被害者自身が別口座へ送金させられ、マネーロンダリングに利用される事例もあると注意喚起しています。
会話・送金・相手情報を保存する
LINEやSNSの画面だけでなく、アカウントURL、表示名、ユーザーID、電話番号、メール、送金日時、金額、宛先を保存します。
投資サイトはトップ画面だけでなく、URL、残高、入出金履歴、サポートとの会話、追加請求画面も記録してください。
暗号資産の場合は、取引IDまたはTxID、送付元・送付先のウォレットアドレス、通貨名、利用取引所を残します。
支払方法に応じて連絡する
支払方法によって確認先と利用できる制度が異なります。
| 支払方法 | 最初の連絡先 | 伝える情報 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 銀行振込 | 振込元・振込先の金融機関、警察 | 振込日時、金額、口座名義、経緯 | 振込先口座に残金がある場合、被害回復分配金の対象になり得ます |
| クレジットカード | カード会社の公式窓口 | 利用日、加盟店名、金額、詐欺の経緯 | 取消しの可否や必要資料を確認します |
| 暗号資産 | 利用した国内取引所・交換業者 | TxID、ウォレット、通貨、送金日時 | ブロックチェーン上の送金は自動では取り消せません |
| 決済アプリ・送金サービス | サービス提供会社 | 取引番号、相手アカウント、日時 | アプリ内の通報・異議申立て方法も確認します |
| ギフトカード | 発行会社・購入店 | カード番号、レシート、送付状況 | コードを相手へ伝えた事実を早く連絡します |
銀行振込によるSNS型ロマンス詐欺は、振り込め詐欺救済法の対象になり得ます。
ただし、振込先口座から資金が引き出されている場合など、分配を受けられないこともあるため、警察と金融機関へ早めに連絡してください。
警察・消費生活相談へ状況を伝える
緊急でない警察相談は警察相談専用電話「#9110」、消費生活上の相談は消費者ホットライン「188」で窓口を確認できます。
暗号資産や無登録業者による投資勧誘は、金融庁の相談窓口にも情報提供できます。
相談時は、出来事を時系列に並べ、支払方法ごとの記録を持参すると説明しやすくなります。
パスワードと端末を保護する
相手の指示で遠隔操作アプリを入れた、画面共有をした、本人確認書類を送った場合は、金銭以外の被害も確認します。
無料相談で確認できること
ロマンス詐欺の相談前に保存する証拠

▶相手の識別情報
▶会話と請求の記録
▶支払い・取引の記録
▶時系列メモの作り方
証拠は、量よりも「誰が、いつ、何を説明し、どこへ、いくら送ったか」をつなげられることが重要です。
完璧にそろうまで相談を待つ必要はありません。
残っている情報と、まだ取得できる情報を分けて整理しましょう。
相手の識別情報を保存する
ブロックする前に、URLやIDを文字として残してください。
スクリーンショットだけでは、後からアカウントを特定しにくい場合があります。
会話と請求の記録を保存する
恋愛の会話だけでなく、お金の話へ切り替わった箇所、利益説明、出金拒否、追加請求を優先して保存します。
メッセージのエクスポート機能がある場合は全文を保存し、重要画面はスクリーンショットでも残してください。
相手が送った契約書、身分証、請求書が偽物に見えても削除せず、そのまま保存します。
支払い・取引の記録を保存する
暗号資産のTxIDは、資金移動を確認する際の重要な識別情報です。
コピー時に先頭・末尾が欠けないよう、取引所の履歴から全文を保存してください。
時系列メモを作る
時系列メモは、次の5列で作ると相談先へ説明しやすくなります。
| 日時 | 相手・担当者 | 出来事・説明 | 支払額・送金先 | 保存ファイル |
|---|---|---|---|---|
| 例:4月10日 20時 | SNSで知り合った相手 | 将来のための暗号資産投資を提案 | なし | chat-0410.png |
| 例:4月18日 13時 | 投資サイト担当者 | 初回入金を案内 | 10万円・○○銀行 | transfer-0418.pdf |
| 例:5月2日 9時 | 投資サイト担当者 | 出金前の税金を請求 | 未払い | tax-claim-0502.png |
ファイル名に日付と内容を入れ、元データを上書きしない形で保管してください。
家族や相談員へ見せるためのコピーと、元データを分けると安全です。
無料相談で確認できること
返金可能性と4つの相談先の役割

▶返金可能性を左右する条件
▶金融機関・警察の役割
▶弁護士の役割
▶調査会社の役割
ロマンス詐欺の返金可能性は、被害額だけでは決まりません。
支払方法、送金からの経過時間、相手や送金先の特定状況、資金が残っているか、証拠の内容などで変わります。
返金可能性を左右する条件
| 確認項目 | 可能性を検討しやすい状況 | 難しくなりやすい状況 |
|---|---|---|
| 支払方法 | 国内銀行振込、カードなど連絡先が明確 | 現金手渡し、匿名性の高い送金 |
| 経過時間 | 送金後すぐに相談している | 長期間経過し記録や資金が失われている |
| 相手・送金先 | 口座、アカウント、ウォレットが残る | アカウント削除、情報が断片的 |
| 証拠 | 会話、請求、送金記録がつながる | 金銭要求との関係を説明できない |
| 資金の状況 | 振込先口座などに残金がある | すでに移動・引出しされている |
条件が良くても返金は保証されません。
一方で、証拠が一部しかなくても、残っている情報から確認できることがあります。
金融機関・警察の役割
金融機関やカード会社、暗号資産交換業者は、取引状況、停止や保全の可否、必要な申告手続きを案内します。
警察は被害相談、捜査、口座や暗号資産取引口座などに関する初動対応を担います。
調査会社へ相談しても、金融機関や警察への連絡が不要になるわけではありません。
弁護士の役割
弁護士は、相手や関係者が特定でき、法的請求の見込みがある場合に、交渉、損害賠償請求、民事手続きなどを検討します。
相談前に、相手の特定状況、被害額、支払方法、証拠、希望する対応をまとめてください。
弁護士を探す場合は、日本弁護士連合会の案内も確認できます。
調査会社の役割
調査会社は、公開情報、アカウント情報、サイト情報、送金情報などを基に、相手や資金の流れを調査できる範囲を提示します。
ただし、調査会社には捜査権も、相手と法的交渉を行う代理権もありません。
詳細調査には費用が発生し得るため、契約前に次の内容を書面で確認してください。
| 相談先 | 主な役割 | 相談前に用意する情報 |
|---|---|---|
| 金融機関・カード会社・取引所 | 取引確認、停止・保全・申告方法の案内 | 支払日時、金額、宛先、取引番号 |
| 警察・消費生活相談 | 被害相談、制度や窓口の案内 | 時系列、相手情報、請求内容 |
| 弁護士 | 法的請求、交渉、民事手続きの検討 | 相手の特定状況、損害、契約、証拠 |
| 調査会社 | 相手情報・サイト・送金情報の調査範囲を提示 | アカウント、URL、口座、ウォレット情報 |
解決実績、費用、初期対応、調査範囲を比較したうえで、当サイトではワンダーウォールを相談先の候補として推奨しています。
最初から有料契約を決めるのではなく、無料相談で現在の資料と調査可能範囲を確認してから判断してください。
無料相談で確認できること
ロマンス詐欺の手口でよくある質問

▶ビデオ通話できた相手の安全性
▶少額出金できた後の判断
▶写真・身分証での本人確認
▶相手への連絡を続ける判断
▶返金業者から連絡が来た場合
ビデオ通話できた相手なら安全ですか?
ビデオ通話だけで、プロフィール、投資先、送金先の安全性まで確認できるわけではありません。
生成AIによる映像・音声の加工や、別人が役割を演じる可能性もあります。
会話内容と送金指示を分け、投資先は金融庁などの公式情報で確認してください。
最初に少額を出金できれば本物ですか?
少額出金は、その後の高額入金を促すために使われることがあります。
一度の出金や画面上の利益だけで判断せず、運営会社、登録、利用規約、出金条件、送金先名義を確認してください。
高額入金の直後に条件が変わった場合は、追加送金を止めます。
写真や身分証を見せてもらえば本人確認できますか?
写真や身分証の画像は、盗用・加工されている可能性があります。
画像検索は手掛かりになりますが、同じ写真が見つからないことは本人性の証明になりません。
氏名、勤務先、電話番号、説明の一貫性、送金先を別々の公式情報で確認してください。
証拠を増やすため相手へ連絡を続けるべきですか?
新たな送金や個人情報の提供は止めてください。
連絡を続ければ証拠が増えるとは限らず、相手へ削除や逃避の機会を与える可能性もあります。
まず残っている情報を保存し、連絡継続の必要性は警察や専門家へ相談しましょう。
返金できるという業者から連絡が来たら信じてよいですか?
突然連絡してきた業者が過去の被害情報を知っていても、正規の業者とは限りません。
「必ず回収できる」「先に税金を払えば返金される」といった説明は、二次被害を疑ってください。
会社情報、契約、費用、権限を確認し、即日の前払いは避けましょう。
無料相談で確認できること
まとめ|追加送金を止めて相談準備を進める

ロマンス詐欺は、信頼関係をつくった後に投資や緊急費用へ誘導し、出金時の税金・保証金などを繰り返し請求する手口です。
送金済みの場合は、次の順番で対応してください。
返金は保証できませんが、早い段階で証拠と相談順を整理することは、利用できる対応を確認する助けになります。
詳細調査を契約する前に、無料相談で調査範囲、必要資料、費用の境界を確認してください。